PWAからのプレスリリースによると、今年2004年以来5年ぶりにウェイブチャンピオンに返り咲いたジョシュが競技者として現役引退を表明した。シルト大会の閉会式の際、ファンの前で引退宣言をしたジョシュですが、正式にコメントを発表した。
「2回目のワールドタイトルを手にして、とてもうれしい。しかもブランドマネージャーとして自分のブランドのボードに乗ってタイトルを得るというのは自分
がはじめてです。とはいえ自分と同じ立場にいるロビー・ナッシュやフランシスコ・ゴヤがかつてワールドツアーから退いた理由もよくわかります。ビジネスを
いろんな方向に進展させるという事は大変なことですから、自分も今後はビジネスに力を入れる事にしました。来年はウェイブツアーを戦うつもりはありませ
ん。ランキングを争う事に力を注ぐよりは、これからはアングロブランドのためにクライアントへのサービスやウェイブ、スラロームの発展に力を入れるつもり
です。
家族と、カボベルデ共和国の皆さん、そして何年にもわたり見守り続けてくれた方々に感謝しますージョシュ・アングロ」
ジョシュは天才、マーク・アングロの弟として少年時代から大きな期待をされたが、素行の悪さや薬物など、一時はどん底に落ち、そこから立ち直って紆余曲
折を経た末に念願のタイトルを獲得し、ハワイからカボベルデに居を移し、今は幸せな家庭を築いて幸せな人生を歩んでいた。そして今年見事に王座に返り咲く
という偉業を成し遂げた。一人のビッグネームの引退は寂しい限りだが、新しいステージでの彼の活躍を期待したい。