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2010年1月掲載の記事

最新のPWAニュース&スケジュール

1:スラロームの賞金がアップ!
世界的な不況にもかかわらず、今年はスラロームの賞金がアップ。シルト大会の賞金が多めに(€10,000〜40,000)を確保したことに伴い、コリアやコスタブラバでの賞金底上げも可能になった。
2:フリースタイルにおける使用ボードがプロダクションに限定される
3:1/10現在の今年のスケジュール
PWA_Update_calendar.jpg

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CHOCO FINより、新作WEEDフィンほか新製品が発表された

new_weed_choco.jpg「CHOCO FIN/チョコフィン」よりWEEDフィンを中心に新作が発表された。海藻/SEA WEEDは世界中のウインドサーファーを悩ましており、日本でもこれから海藻に悩まされる季節がやってくる。しかも地球温暖化の影響なのか、毎年多くなってきている実感もあり、これが必需品になるのは確実。ただ今までもWEEDは存在していたが、ボードの性能を100%フルに発揮するフィンがほとんど無かったのも事実。CHOCO FINは各カテゴリーのボードの特性をフルに発揮することが出来るWEED FINを開発し、今年の春より発売を開始する。
●WEED FREESTYLE
立ち上がりとの初速・スライド性能・そしてカービング性能の3つを併せ持つ。
■サイズ/16〜18cm■価格(税込)/¥19,950
●WEED SLALOM
走り出しのリフトアップの速さとグリップ力が際立つモデル。
■サイズ/32〜36cm■価格(税込)/¥23,,625〜¥25,725
●WEED FREERACE
グリップ力とカービング性能に焦点をあて値段も安価に抑えるモデル。
■サイズ/28〜40cm■価格(税込)/¥19,,950〜¥21,525
●WEED WAVE
カービング性能を落とすことなく完成された逸品。
■サイズ/22〜24cm■価格(税込)/¥21,000

■問い合わせ先/(株)サーフトレーディング
TEL:03-5876-9111
surf-trading@eos.ocn.ne.jp
http://ameblo.jp/surf-trading/

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全日本プロ選手権・ウェイブパフォーマンス映像アップ!

お待たせしました。全日本プロ選手権3種目のうちの最後1種目「ウェイブパフォーマンス」の映像をアップしました。映像はウイナーズとルーザースに分かれています。

▶▶▶ウイナーズの映像はこちら

▶▶▶ルーザースの映像はこちら

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全日本プロ選手権・スラローム&フリースタイル映像アップ!

『全日本プロ選手権』3種目のうち、『スラローム』と『フリースタイル』の大会映像をアップしました。残る『ウェイブ』はもうしばらくお待ちください。

▶▶▶スラロームの映像はこちら
▶▶▶フリースタイルの映像はこちら

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QUATROからQuadsがリリース

ウェイブのトップブランドである"クアトロ"から4枚フィンのクアッドがリリースされる。75Lと85Lの2サイズが3月から発売される予定だ。このニューモデルによって、クアトロのシングル、ツイン、クアッドの3タイプからライディングスタイルに合ったボードを選べる。まずは、キース・タブールのコメントからボードのイメージを読み取ってみよう。


 「最初の試みはツインフィンのボードにフィンボックスを2個追加するところから始まった。 テストしてみると4フィンのコンセプトには他とは異なる素晴らしい感覚があり、開発を続けるのに十分な手応えがあったが、最初は限られた良さでしかなかった。 そして、開発はフィンサイズとフィンのポジションを正しくすることで発展していくことになる。 
 最初はハンドシェイプで同じサイズのフィンだったが、これでは上手くワークしないことが解り、マウイフィンカンパニーのPio(デザイナー兼社長)といくつかのフィンをデザインする為に多くの時間を費やした。その結果ボードは正しくワークするようになり、フィンが完成したことでフィンの配置へと開発をステップさせていくこととなる。 
 フィンポジションが良くなってフィンの相互作用を理解し始め、ベストスピードでターンする比率が高くなってくると、クアッドフィンボードを発展させるには他の要素が必要だと強く感じるようになった。 クアッドフィンボードのシェイプを完全に変える必要があると理解してから、新しく開発したアウトライン、浮力バランス、ロッカー、テイル形状がクアッドフィンボードをよりドライブさせフローさせることになった。より優れたジャンプ性能、ツインフィン並みの走り出し、ターンの後半にツインフィンよりドライブとスピードを体感できるボードになったと言える。 」

 「今、我々はマルチフィンボードを発展させる始まりの段階にいると思う。しかし、 1つのフィンシステムが他より優れているかどうかというのではなく、貴方のウインドサーフィンが求めるスタイルと合うフィンシステムを求めれば良いのだと思う。我々、Quatroはいつでもテクノロジーやシェイプを駆使してボードの発展をさせてきた。 私は、ウインドサーフィンがボードデザインによって前進するのをこの眼で見たいと思っている。Quatroが用意したTwinfin、Quads、Singlefin 全てのボードは、貴方が乗れば足元からそれらの生きた感覚が伝わってきます。 
 Quatroチームライダーのリーバイ・サイバーの為に、スピード重視の彼のスタイルにフィットするように違うアウトラインでニューQuadsを開発した。私はロッカーが多いのが好みだが、異なる2人のスタイルのボードともQuadコンセプトで作ることができる。Quadsは波の中でよりバーチカルに、より流れるようなターンを完成させ、私のウエイブセイリングを次のレベルへと進化させ、私のスタイルにより多くの自由を与えてくれた。 プロやユーザーレベルのために40本以上のQuadボードを作り(2009年9月時点で)、本当に多くの有意義なフィードバックを得る事ができた。私は今、 Quadコンセプトが全ての異なるスタイルを満たす自信を感じている。 」




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10万円(税抜)を切る、安くて軽くて安全な、入門用のソフトSUPボードが登場

00_board.jpgボディボードを主体に扱っている(有)バズコーポレーションから、画期的なスタンドアップパドルボードが発表された。
 それはボディボードの材質で作られているソフトスタンドアップパドルボードで、価格が10万円(税抜)を切るという極めて安価で、重量も10'6"/厚み13cmながら9.1kgという軽量を誇り、しかもソフトボードなので怪我の心配がないという、入門用SUPボードとしては理想的な仕上がりのボードとなっている。ブランドはソフトボードに定評のあるカリフォルニアのブランド「AUSLER(オースレー)」。今までSUPを躊躇していた人も、これなら求めやすいボードと言えるだろう。


AUSLER SOFT STAND-UP PADDLE BOARD
●全長:10'6"/320.4cm●最大幅:30"/76.2cm●最大厚:13cm
●重量:9.1kg
●材質:EPS+PEデッキ+ウォーターバリアスキン+強化サーリンボトム
■価格(税込):リーシュコード付2点セット ¥102,900
■価格(税込):パドル&リーシュコード付3点セット ¥142,800
■問い合わせ先/(有)バズコーポレーション0467-25-7702
info@buzzz.jp

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JPWA JAPAN TOUR 全日本プロ選手権'09

12月25〜28日/静岡県御前崎ロングビーチ 写真・映像)池野谷健二 /K Ikenoya、文)霜山厚 / A Shimoyama ※大会の映像はもうしばらくお待ちください。 

  JPWA初の3種目大会、浅野則夫がスラロームとウェイブ(永松良章と同点) で優勝し、フリースタイルは長嶺大が勝利 alljapan_slalom.jpg  全日本プロ'09は、2009年度のラインキング上位者だけが参戦できる大会だ。スラロームベスト16、メンズウェイブベスト14、ウイメンズウェイブベスト4、そしてフリースタイルベスト8の選手が御前崎ロングビーチに集結し、トップレベルのパフォーマンスを見せる。大会3日と予備日1日を加えた4日間で3種目が行われた。
 大会初日は風に恵まれず、2日目に最初に行われた競技はスラロームレースとフリースタイル。参加選手はスラローム14名、フリースタイルは7名。スラロームはビーチスタートからのフィギュアエイトのコースが設定され、スラロームヒートの合間にフリースタイルのヒートが組み込まれた。徐々に吹き上がってきた風のためにブレイクする波はほとんどない。とはいえロングビーチには常にうねりがあり、スラロームにもフリースタイルにも決してイージーな海面とは言えない。
 そして始まったスラロームレース。2ヒートに分かれたセミフィアナルを戦い、トップ8の選手でファイナルを競う。セイルサイズは7.0㎡前後。圧倒的な速さと勝率を持ち、誰もが完全勝利を予想する浅野則夫選手が第1マークからトップに立ち、終始レースをリードする。後続を引き離しつつ実にリラックスした状態でレースを進める淡々とした様子には、余裕以外のものを感じさせない。全4レース、8ヒートを戦い、セミファイナル、ファイナルの全てのヒートでトップフィニッシュし、格の違いを見せつけた。
 そんな中でキラリと光を放ったのは大坪大輔選手と駒井友彦選手。大坪選手は合志選手の元でトレーニングしている選手。駒井選手はウェイブとスラロームの2種目を戦う選手。共に、山田昭彦選手や鈴木智彦選手等に劣らないスピードでレースを進め、今後のスラロームシーンを騒がせてくれる選手になる可能性を見せてくれた。 alljapan_slalom2.jpg  スラロームヒートの合間に行われたフリースタイルは、各選手共に海面コンディションの難しさに戸惑っていたようだ。インサイドとアウトサイドの風速に差があり、フラット面を探し出すのが難しいコンディションだったため、繰り出すトリックの成功率が低い。トップ8の選手であっても、コンディションが難しくなるとなかなか高難度のワザを繰り出すことができない。各ヒートはベーシックなトリックの完成度の高さで勝敗が決まり、ウイナーズブラケットでトップに立ったのは長嶺大選手。そして圧巻だったのはルーザースヒートを立て続けに勝ち上がった鈴木健一選手。
all_japan_fs.jpg ヒート数が少ないだけに、ほぼインターバル無しでヒートに向かい、長嶺選手とのファイナルへ。勝利のためには技術だけでなく体力も重要なファクターであることを知らしめた鈴木選手だったが、結果は長嶺選手の勝利。技のデパートとも言われる長嶺選手がウイナーズ、ルーザースのファイナルを制して優勝となった。
 大会3日目はコンディション不良となり、ウェイブは予備日としていた最終日に持ち越された。朝方に東へ低気圧が抜け、徐々に西風が強くなってくるものの、ウェイブコンテストに必要な波がなかなか上がってこない。国内のトップ選手を集めての試合だけに、小波コンディションで無理に試合を開始する必要はないと池田良隆コンテストディレクターがウェイティングを続行させる。8時から待機していたコンテストも、最低限の波サイズになってきた頃には12時を回っていた。メンズクラスヒートの合間にウイメンズヒートが入るスケジュールでコンテストが始まった。
 2ウェイブ、2ジャンプのピックアップとなっているため、フォワードループでベースのポイントを稼ぎ、より得点の高いプッシュループ、バックループを狙う選手がほとんど。セットはさほど多くはなく、ややインサイドがガスティになっているために波のセレクトも簡単ではなく、ロングライドもなかなな難しい。しかし、やはり トップ選手だけのコンテストだけに、どのヒートも僅差の戦いになる。 alljapan_wave_1.jpg  メンズクラスのウイナーズブラケットのトップに立ったのは膝の怪我がやっと完治し、本来の能力を久しぶりに発揮した永松良章選手が、初のウイナーズトップを飾った。ウイメンズは順当にMOTOKOが立った。ルーザースブラケットを消化したウイメンズクラスは、圧倒的と言っていいほどにMOTOKO選手のライディングが勝り、誰もの予想通りにMOTOKO選手が勝利を収める。
 メンズクラスの見所はルーザースに回った浅野選手の怒濤の追い上げだった。的確にバックループとプッシュループをメイクし、サイズのある波をアグレッシブに刻む。安定したライディングは次々とトップ選手達を打ち負かし、ファイナルで待つ永松選手との対戦に持ち込んだ。このファイナルは見ている者を感動させるほどの戦いだった。完成度の高いジャンプ、スピードとキレのあるライディングを繰り広げる2人。ほとんどポイントに差が付かないほどの戦いを制したのは浅野選手だった。
 そして1勝1敗となった2人はグランドファイナルへと進む。しかし日没間近となり、風はオフショアに振れ、インサイドはかなりガスティになっていた。ヒートはスタートしたものの、ファイナルを戦う2人にはふさわしくないコンディションとなってしまい、結局ヒートはキャンセル。永松選手、浅野選手の2人が同ポイントの優勝となった。
 この大会の結果から、各種目の2009年度ランキングが決定。浅野則夫選手が初めて、かつ念願のスラロームとウェイブの2種目を制し、フリースタイルは長嶺大選手が優勝となった。alljapan_wave2.jpg takaslide.jpg
▶▶▶リザルトはこちら
▶▶▶ヒート表はこちら

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