KING OF MOTOSU 2010
8月28日・29日に本栖湖のドラゴンビーチで行われるJPWA JAPAN TOUR 2010 FREESTYLE 第4戦の模様は、JPWAのBLOGから!
8月28日・29日に本栖湖のドラゴンビーチで行われるJPWA JAPAN TOUR 2010 FREESTYLE 第4戦の模様は、JPWAのBLOGから!
8月21日、22日の週末に逗子海岸で開催された「全日本ジュニア選手権大会」の結果が届いた。2日間とも晴天に恵まれ、猛暑の中ではあったが、安定した南風が続き、。小学生クラスの低学年、中学年、高学年の各男女、中学生クラス、そしてスーパーキッズ(幼稚園児)のクラスに分かれてスラロームのコースで競われた。また、アップウインドのコースレースも行われ、レース三昧の週末だった。
ウェイブセイルの老舗、SIMMER STYLEの2011モデルが既にリリースされている。2011シマースタイルウエイブセイルは2009 年から始めたコンセプトLighter Head(軽いセイルのトップエリア)と2011 年のコンセプト:コンパクトアウトラインを組み合わせ、数々の改良と工夫によって耐久性を損なうことなく、セイルのスイングウエイト、使用感を飛躍的に軽くすることに成功したセイルであり、2011モデルはフルモデルチェンジと言って良いでしょう。ラインナップは耐久性に最も優れ、またPVCウインドウを使用したソフトな感触が受け継がれたMissionX。MissionX と同じアウトラインとシェイプを持った軽量タイプのMission。今やSimmerstyleのフラッグシップモデルとなったIcon。ラインナップ中最もパワーがあり、コントロール性が増したIron。4バテンとなり最軽量モデルに生まれ変わったBlackTip。ウェイブセイルのラインナップはこの5モデル。
Quatroの2011ウエイブモデルは、Quad KT、Quad LS、Twin、そしてシングルフィンのWaveがラインナップされ、既にリリースされている。
フルフリート64名のメンズが集ったトルコのアラカチでは初日に2ラウンドを消化。弱めの風とフラットなコンディションで素晴らしいスタートをし、非常にコンスタントな走りをしたマイカが2ラウンド共にトップフィニッシュした。
翌大会2日目にも似たようなコンディションで2ラウンドが行われた。この日のトップはアントワンとフィニアンで、マイカは前日に引き続きトップはとれないものの安定感のある走りをしてファイナルヒートを走り抜けた。
その後つらい風待ちの日が続き、そのままマイカが逃げ切る形となって、この大会は終了した。
なお、この大会では近年どんどん力をつけてきている地元トルコ勢の活躍が目立った。
Event Results
1st Micah Buzianis (JP, NeilPryde)
2nd Antoine Albeau (JP, NeilPryde)
3rd Finian Maynard (RRD, Gaastra)
4th Cyril Moussilmani (Starboard, North)
5th Julien Quentel (RRD, NeilPryde)
6th Bora Kozanoglu (JP, NeilPryde)
7th Alberto Menegatti (Starboard, Simmer)
8th Sylvain Moussilmani (Starboard, Simmer)
9th Bjorn Dunkerbeck (Starboard, Severne, Mystic)
10th Enes Yilmazer (JP, NeilPryde)
一方レディスは今シーズンは出場しないと年度初めに噂のあったバレリーが実力通りのリザルトを残してこの大会でも優勝。気になるカレンとのタイトル争いでは、PWAルール上韓国の大会に参加していないバレリーのタイトル獲得は難しいとのこと。
Event Results
1st Valerie Arrighetti (Tabou, Loft, Mystic)
2nd Karin Jaggi (Patrik, Severne)
3rd Sarah Hebert (Naish, Naish)
4th Sarah-Quita Offringa (Starboard, Gaastra)
5th Fanny Aubet (JP, NeilPryde)
大会の映像、リザルトなどの詳細はこちらPWAサイトで
PWAソトベント・フェルトベンチュラ・グランドスラムは下馬評通りの結果に
今年で25回目となったPWAフェルトベンチュラでは、この大会5度目の優勝となるアントワン・アルボーがスラロームで、またこれも今大会4度目の優勝となるゴリートがフリースタイルで優勝した。なお、ゴリートはここでの勝利によってフリースタイルのタイトルをも獲得した。
スラローム
大会期間5日間、使用セイルサイズは6.2から8.0までとここのコンディションとしては風が弱いときもあり、10-30ノットの風のなかでのレースとなった。波乱にとんだレースが展開され、アントワンやビヨンを含めてどの選手もトラブルがあったものの、10レースが成立し、カットレースが2つ発生ので救われた選手が多かった。
ブームブレイクがあるなどトラブルもあったが、やはりアントワンは大会期間中安定した走りを見せ、またこの大会ではフィニアンも目立った走りを披露していた。またフランスから参加のニューカマー、ピエール・モテフォンやパスカル・トセリも観客の目を引いた。アントワンという強力なリーダーのもとで、次々に若手が登場するフランスチームにはこれからも注目だ。
Results After Ten Races
1st Antoine Albeau (JP, NeilPryde) 15.5pts
2nd Finian Maynard (RRD, Gaastra) 21.7pts
3rd Bjorn Dunkerbeck (Starboard, Severne, Mystic) 26.4pts
4th Cyril Moussilmani (Starboard, North) 28.7pts
5th Kevin Pritchard (Starboard, Gaastra, Dakine) 44pts
6th Ross Williams (Tabou, Gaastra) 51pts
7th Micah Buzianis (JP, NeilPryde) 55.7pts
8th Ben Van Der Steen (JP, Mystic) 61pts
9th Steve Allen (Starboard, Severne) 66pts
10th Jimmy Diaz (Starboard, North) 93.5pts
フリースタイル
風に恵まれない数日のウエイティングの後、ダブルイリミネーション2つが成立した。選手全体のレベルが上がり、好スコアをマークできるのはscopusや bongkas, spock culosといったムーブで、うねりが入った日にはこれにループ系、ワンハンドゴイターなども披露された。
ランザロテに引き続き、シングルイリミネーションからゴリートが爆発的なムーブを連発していた。ダブルイリミネーションでタティを破りゴリートと対戦する権利を得たキリは、最初のダブルイリミネーションのファイナルで独自のスタイルを披露。調子の乗らなかったゴリートに対して、コノやエアーフラカをメイクして、一つ目のダブルを制した。
最終日までゴリートの年間チャンピオンが決定するには至らなかった。その最終日で行われた2つめのダブルイリミネーションの続きで、得意なコンディションに恵まれたトンキーがプッシュループやbongkasを決めて同郷のライバルたちを倒していった。しかしファイナルはシングルと同じ2人、ゴリートとバン・プロクホブンで戦われ、ポップのスターのバンを破りゴリートが勝利を収めた。
Results After Two Double Eliminations
1st Jose "Gollito' Estredo (Fanatic, North) 2.7pts
2nd Kiri Thode (Starboard, Gaastra) 4.7pts
3rd Steven Van Broeckhoven (F2, Gaastra) 7pts
4th Tonky Frans (F2, Gaastra) 7pts
5th Taty Frans (Starboard, MauiSails, Mystic) 8pts
6th Leo Ray (Naish, Naish) 12pts
大会の映像、リザルトなどの詳細はこちらPWAサイトで
ノースセイルの2011年ウェイブ系セイル3種が発表された
EGO
2009年にデビューしたEGOという独創的なコンセプトを持つウェイブセイル。2011 EGOでもその流れは引き継がれ、革命はとどまる所を知りません。新しいEGOでは細かい点までデザイナーのカイ・ホフが求められること全てにに応え、特にハンドリングに力を入れてさらなる改良に成功。ラフ長とブーム長のバランスを正確にとることができるBALANCED.LUFF.LENGTHと、CROSS.BATTEN.CONCEPT、CUTAWAY.CLEWの組み合わせにより、コンパクトで最適なツイストを生むようになっているため、抜群のハンドリング性を備え、使用風域もさらに広がっています。加えてラフカーブとセイルフォイルのテンションを強くし、新しいバテンプロフォイルを合わせたので、EGOはさらに軽く柔軟な使い心地のセイルになりました。
ICE
ラディカルな外見を持つ新しいICEは、開発に多くの時間をかけたワールドカップ用ウェイブセイルです。エクストリームなコンディションを含む、あらゆる状況で最大の性能を発揮する可能性が備わっています。カイ・ホフはICEのあらゆる面を調べ、ラフカーブやフォイルのテンション、バテンプロファイルを見直し、今までのデザイン上の特徴はそのまま残して、その結果は印象的なカタチになりました。2011ICEは手に取ると軽く、今まで以上にラディカルに扱えます。ICEにならではのフット・ジオメタリーによって抜群のハンドリングが生まれ(特に波を下っているとき)、iMODULAR.DESIGNによってセイルの重量を抑えたこともいろいろな風域で驚くほどのパフォーマンスとハンドリングを発揮します。ICEはまたワールドカップの各開催地のためにデザインされているので、みなさんのビーチでも同じように性能を発揮します。全サイズRDMマストでデザインされていますが、SDMと合わせても使えます。そのためICEはソフトでコントロールしやすく、パンピングすればすぐにプレーニングするセイルです。なおICEにはモノフィルムのないハードコアXプライバージョンがあります。
DUKE
2011DUKEには大きな革命が起こっています。ラフカーブを最大限強くし、セイルフォイルにかかるスキンテンションを調節し、バテンのプロフォイルを整えました。その結果、新しいDUKEは非常に軽く感じられ、今まで以上に柔軟性がアップしたセイルになりました。そのためセイラーは、自分のスタイルや必要なほかのことに集中できるようになっています。更にDUKEはRDMが純正ですが、SDMにも100%マッチ。またウェイブからフリースタイルといった幅広い使用範囲をカバーできるセイルはDUKEだけです。前からDUKEはそういった特徴を持っていますが、2011ではさらにその長所を伸ばし、あらゆる状況に対応し、使用範囲がとても広いという面からチームライダーにもとても愛されているセイルです。
5.4までのDUKEはパワフルなウェイブセイルとしてデザインされ、TWIN.TRIM.CLEWの効果だけでなく、他のウェイブセイルと同じようにチューニングの幅が広く、普通の体格のセイラーが十分にコントロールできるセイルでもあります。
5.9サイズとそれ以上のセイルは、3回フリースタイルのワールドチャンピオンに輝いたゴリートとEFPTチャンピオンのアンドレ・パスコフスキー)の意見をデザイナーのカイ・ホフが精力的に取り入れました。5本バテンとHYPER.LEECH IIに加え、フット部分に独自のジオメタリーを取り入れ、難しいフリースタイルトリックの最中でもハンドリングしやすいデザインとなっています。
2010年8月21日(土)〜22日(日)に、逗子海岸で「ジュニアウインドサーフィン選手権」が開催される。小学生と中学生を対処としたこの大会も5回目となり、全国からキッズ、ジュニアの選手達が集まってくる。小学生は低学年、中学年、高学年の男女それぞれにクラス分けされ、中学生は男女別のクラスとなり、主にスラロームのダウンウインドコースで競技が行われる。コースレーシングとしてアップウインドコースでのレースも行われ、小中学生混合の男女別のクラスで戦われる。年々レベルアップしていく子供達の戦いぶりを是非観戦に行ってみたい。