ベルギー出身のスティーブンが初フリースタイルチャンピオンに
2011 PWA Surf World Cup
写真:PWA John Carter
オーストリア、ノイジードラーゼー湖で行われたフリースタイル今シーズン2つ目の大会は、この土地独特の不安定なコンディションのなかでもダブルイリミネーションが成立した。長いことウェイティングが続いたが、最終日とその前日、ついに風の女神が微笑み、シングルでトップをとったスティーブン・バン・ブロコベンがそのままダブルでも勝ち進んできたキリをやぶりチャンピオンに輝いた。
大会が成立した5日目も10ノットの風のなか、ブローが25−30ノットにまで吹き上がるような難しいコンディション。そのためかシード選手が勝ち上がれない場面が目についた。そんななかでベスト4に残ったのがエストレド、キリ、タティフラン、そしてイリミネーション前半から目立つパフォーマンスを繰り広げていた今回優勝のスティーブン。ベトナムでの優勝でのっているキリとスティーブンがファイナルに残り、ジャッジが今まで見てきたなかでトップ3に入る素晴らしいファイナルと賞するヒートを繰り広げた。
翌日朝6時の早いスキッパーズの後、サイドショアに変わった風向きのなか、ダブルイリミネーションが開始された。この日はマンオンマン形式でヒートが行われていたが、目立っていたのはダビー・シェファーズ。5回連続勝利を収め、3位となった。ファイナルでは風が弱い中でスティーブンがパワフルなムーブを炸裂。一度目のファイナルはキリが勝利したが、スーパーフィナルではそれを取り戻すようにburners、culos、konosなどをメイクしていった。対戦するキリはスイッチスタンスダブルファネルなどで対抗し、素晴らしいヒートを繰り広げたが、結果ジャッジの判定は3対2でスティーブンに軍パイが上がった。
The 2011 PWA Surf World Cup Results:
1st Steven Van Broeckhoven (F2 / Gaastra)
2nd Kiri Thode (Starboard / Gaastra)
3rd Davy Scheffers (Tabou / Gaastra)
4th Jose Estredo (Fanatic / North)
5th Taty Frans (Starboard / MauiSails / Mystic)