昨年は8月の末に行われたこの大会は、2012年度は5月に日程を変更して行われた。かつてスラロームブームだった頃、本栖湖をベースとするメンバー達が作り上げてきた「本栖湖チャンピオンシップ」。時代の流れと共にスラロームからアップウインドへとレースシーンが変化し、ニーズに合わなくなった大会は休眠していた。そのスラロームレースが、昨今のスラロームブームに乗って復活したのが昨年。やや少人数で行われた大会だったが、今年は本気モード。60名以上の参加選手を迎えた本格的な大会となった。
5月26、27日の2日間とも本栖湖ファンボードゲレンデに風は吹いた。初日の土曜日に、全てのクラスが3レースの成立となり、白熱した戦いが繰り広げられた。しかしながら、日曜日は風速と風向が不安定であったため、あまりレースに適したコンディションではなかった。
本栖湖特有のガスティとシフティなコンディションの中でスムーズにレースを進行していくのは決してイージーではない。大会実行委員長の赤池氏、レースディレクターの脇元氏の経験、そして参加選手の協力があればこそだ。この大会が来年、再来年と継続されていくためにも、運営スタッフと選手の連携は欠かせない。レースはただ単に順位を競うだけのものではないことを示してくれるのがこの大会だ。
スペシャルクラス:優勝は濱口選手(右)、2位に大館選手(中央)、3位玉野選手(左)
ジャイブシーンは濱口選手。
メンズクラス:優勝は金子選手(右)、2位に松本選手(中央)、3位岡村選手(左) フィニッシュシーンは金子選手。
レディースクラス:優勝は高崎選手(右)、2位に窪田選手(中央)、3位木村選手(左) ジャイブシーンは高崎選手。
ジュニアクラスの参加は1名。メンズクラスに混ざっても8位と大健闘の杉匠真選手。
ビギナークラス:優勝は浅川選手(右)、2位に中村選手(中央)、3位毛利選手(左) ビギナークラスのレースシーン。
全選手の成績表はJPWAのHPからどうぞ。